こんにちは、さおです。
まず最初に、私のアトピー性皮膚炎の経歴を書きます。
今日は、少しテーマの狭いお話をします。
アトピー性皮膚炎と、汗の関係です。
汗をかいた後、しばらくすると皮膚が痒くなった経験はありませんか?
汗をかけないことが辛い理由
私は子供の時から汗をかくことが苦手でした。
真夏でも胸と額にうっすら汗がにじむ程度。
社会人になり、お盆前に会社の掃除をしている時に、同僚に指摘されました。
さおさんは、全然汗かかないよね!
羨ましい!
実はそんな羨ましい事ではないよー
汗をかけないと辛い・・
実はアトピー性皮膚炎患者は、発汗障害の人が多いと言われています。
汗が上手くかけないということです。
これは、結構辛いことなのです。
汗をかけないと辛い理由は、大きく分けて2つあります。
- 熱が放出できない
体温調節が上手く出来ず、疲れやすい - 皮膚に熱が溜まり、真っ赤になる&皮膚表面が乾燥する
他人の視線が気になるほど、顔が真っ赤になる
汗をかくために、私が試してみたこと
試したこと1|スポーツジムで汗をかけるのか?
まず、汗をかくには運動ですね。
ということで、まずはスポーツジムに入会しました。
しかし、発汗障害はすごく手強い。
ルームランナーで走ってみても、ダンス系のスタジオに入ってみても…
胸元や脇に、ネッチョリとした少量の汗しかかけませんでした。
数年間通ってみましたが、結果は変わらず退会しました。
試したこと2|岩盤浴に行ってみた
肌に刺激があるところは避けていたのですが、試しに岩盤浴に行きました。
強制的に汗をかく環境は、悪化するのではないか…?
ドキドキしながらサウナへ入る。
すると自分の腕から、見たことが無いぐらいの玉のような汗が出てきました。
しかし、相変わらず顔は赤くて皮膚は熱を帯びている。
でも…やっとなにか良い兆しが見えた気がしました。
試したこと3|ホットヨガに入会してみた
岩盤浴の数年後、
家の近所にホットヨガスタジオが出来たので、試しに入会してみました。
最初の2周間ぐらいは、レッスン後の動機が酷く、顔も赤め。
しかし、身体の肌がとってももっちりしていて綺麗なのです。
これは1日目で既に感じました。
一旦汗のことは忘れ、その楽しさに没頭しました。
2ヶ月経ったあたり(初夏)のこと。
あれ…?
なんか普通に汗をかけている。
鏡で自分の顔を確認すると、
普通の肌色に、じんわりと汗を掻く私が居ました。
コレが私にとって、とっても嬉しい出来事でした。
ホットスタジオは、強制的に汗をかかせる環境ということで、
身体に負担がかかり、健康面で悪いのではないかという意見もあります。
これは、もっともな意見だと私も考えます。
私もホットヨガを始める前は、どちらかと言うとそちら側の意見でした。
しかし、私はその強制的な環境がすごく身体に合っていました。
私にとっては、ホットスタジオの環境がよく合っていたようです。
十人十色ということです。
汗をかいた後が重要
アトピー性皮膚炎と汗は相性が最悪です。
汗をかいたままにしておくと、皮膚が柔らかくなって破けやすくなります。
そこに痒みが襲い、掻き壊してしまいます。
ホットヨガで汗を流さず帰宅すると、危険度が高いのが頭皮。
マラセチアが頭皮で増殖してしまうと、脂漏性皮膚炎になります。
痒みで夜も寝られませんし、フケも止まりません。
カビを抑えるローションを皮膚科で処方してもらい、毎日頭皮に塗る羽目になります。
なので、レッスン後すぐのシャワーは必須です。
総合病院の皮膚科で処方してもらいました
汗をかけるようになった後の身体の変化とメリット
- 皮膚から熱が放出されるのが感じられた
- 暑さに強くなった
- 疲れにくくなった
- 皮膚が乾燥しなくなった
- 顔が赤くならない
- 人と会うのがそれほど憂鬱ではなくなった
- 写真への拒否反応が少なくなった
- 温泉に行きやすくなった
- 汗がサラサラ出るようになり、ニオイが軽減された
- 汗が出やすくなったので、真夏にグレー等の服が着られなくなった
私は汗をかける体質になって、
体調は勿論、メンタル面も良くなったと実感しています。
夏の暑さに強くなったこと、汗をかけるから登山にも行けること。
挑戦できる気持ちの余裕も増えました。
行動の範囲も広がり、本当に良かったと思っています。
いつも読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくれると嬉しいです★★