金剛峯寺へ行く
壇上伽藍から金剛峯寺へは0.7km。
蛇腹道を通ります。
京都の「哲学の道」「竹林の道」のように長い距離ではありませんが、
同じぐらい素敵な道です。
毎朝お散歩したいぐらい。
総本山・金剛峯寺です。
寺内は写真禁止の箇所も多く、気遣いながら見学します。
この日の高野山は、晴天。
標高が高く日差しが強いので、私は帽子をかぶっていました。
どの寺内に入る時も、基本的に帽子は脱ぐのが巡礼のマナーです。
しかし、良い意味で高野山はお寺の数が多すぎて、
ぬいだりかぶったりしているうちに…
リズムが崩れたのか…寺内でかぶって、外ではぬぐという、
自分ではわけのわからない状況に陥ってました笑
「お帽子はだめよ〜」
と案内係の女性に注意され、慌てて帽子をぬぎます。
屋根の上にあるバケツみたいなものは、火事の時に使うもの。
枯山水。
良いですね、水がなくとも水があるように感じます。
私が幼い頃、お坊さんの息子さんが同級生に居たのですね。
とっても心優しい男の子で、
いじめられている私を励ましてくれることもありました。
お寺に招いてくれ、この枯山水のある庭で遊んだ記憶があります。
その男の子と庭を走り回り、
ここのように水脈を表した、立派な模様を崩してしまったことがあります。
お父様はそれを責めず、
「また簡単につくれるから」とおっしゃいました。
申し訳ないことをしたなと、今思い出してもチクリと心が痛みます。
男の子は、その後外国に留学したと聞きました。
最後に会ったのは20年ぐらい前ですが、
きっと良い人生を歩んでいることと思います。
歩くとキコキコと音がなります。
足の裏から跳ね返ってくる感覚は硬く、
昔の人は足の裏も強かったのだろうと感じます。
どのお寺の見学でも感じることですが、木の床が硬いのですよね。
階段は急だし、せまい。
そういえば、
古くに建てられた祖母の家の階段も、すごく急です。
素敵なお庭です。
小さな池があり、お魚がいました。
たくさんの襖絵がありましたが、全て撮影禁止でした。
ご飯食べよう
お腹ペコペコです。
町内には喫茶店やカフェ、お茶屋、和菓子屋がたくさんあります。
精進料理から普通の食堂まで何でもあります。
醤油ベースの「和ちゃんぽん」を注文。
生姜の効いたあんが麺に絡み、大満足の1杯でした。
ごちそうさまです。
和菓子屋さんにも行こうかと思いましたが、
何となくこの日のお腹の具合で…見送りました。
うふふ、可愛い石像です。
刈萱堂です。
マスクをしたこうや君が可愛い。
刈萱道心と石童丸の親子の修行の場所です。
ある事情があって出家した武士の父親(刈萱道心)を追って、
高野山まで来た石童丸。
悲話として語り継がれているので、
気になる方は調べてみてくださいね。
夏休みに入っているかと思いますが、
高野山は全体的に人も少なかったです。
口コミにあるような外国人観光客や、
団体ツアーも私が訪れたこの日は見当たらず、静かな感じです。
part2へ続きます。
いつも読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくれると嬉しいです★★