こんにちは、さおです。
今日は、私が小学生だったときの話をします。
ゆっくり思い出しながら書きました。
以前の記事で、私がいじめられていた理由・出来事を少し書いています。
もしよかったら、読んでみてください。
林間学校が始まる前の、班決め
小学5年生。
林間学校の日が近づいてきた日のこと。
誰が誰と組んで、仲良しの子と同じになれるかどうか。
とくに女子は、班決めにソワソワしていました。
田舎なので、同級生の顔ぶれもかわらない。
そして、親も知り合い同士。
更には、親が同級生同士。
母親も結構しんどいものがあったと思います。
私がいじめられていることを、
自分の親(私の母親と同級生)から聞いたのか、
急に話しかけてきてくれたAちゃんが、班に入れてくれました。
急な選考漏れと、不登校Mちゃんの参加
その話しかけてきてくれたAちゃん。
友達も多く優等生で、班に入れてもらいたい子がたくさんいました。
日に日に、私に向けられる目も厳しくなってきて、
「どうしようかなぁ」と思っていた矢先のことでした。
さおさん、ごめん。
BちゃんやCちゃんも班に入れてほしいみたいで・・・
だから、あふれちゃうから・・・
あ!うん。大丈夫。
私が抜けるね。
「あぁ、どうしようかなぁ、私どこの班にも入れない」
途方に暮れていました。
こんなこと、両親にも相談できないし。
先生に言うと、すごく騒ぎ立てそうだし。・・そんなことを思っていたと思います。
林間学校のお知らせを兼ねたホームルームで。
担任の先生が言いました。
なかなか学校に来れないMちゃんが、
林間学校に参加します!どこか班に入れるように調整をしてね。
みんな協力しましょう。
先生はそう、笑顔で言いました。
しかし、クラスメイトたちは鈍い反応。
だれもMちゃんを班に入れたい雰囲気ではありませんでした。
先生もそれを察知したのか、どうしたものかといろんな班の子に声をかけてた。
私は、Mちゃんとペアを組むべきなんだろう。
というか、それしか選択肢がない。
先生。私、Mちゃんとペアを組もうか?
さおさん!本当に?!ありがとう。
わかりました。すぐにMちゃんに連絡しておきますね。
自分が良い選択をしたわけではない気持ちの行き先
その日、私が帰宅すると、母親が言います。
あんた、Mちゃんと班つくったんだってね!
私は誇らしいよ。さおのこと、偉いと思う!
先生から電話があったのでしょう。
私は、その時の自分の反応を覚えていません。
たぶん、何も言葉を発することはなかったように思います。
そんなんじゃない、と言いたかったけれど。
いうべきではないのかもしれないと思い直し、何も言わずに林間学校当日を迎えました。
まとめ
子どもながら、
大人って、都合のいいように解釈するなぁと思いました。
私は思いやりのある子供でもなかったし、
他人のことを助けようとする、勇気ある子供でもなかった。
いじめられているからといって、
不登校のMちゃんの気持ちは、私には分からなかった。
ただ、学校という空間の中で、
どう自分が立ち回っていくと良いかばかりを気にしてたのです。
断片的に覚えている出来事は、意味があるのかもしれない。
だからおとなになった今、
公園で小学生たちが半袖で鬼ごっこをしていても、思うのです。
幼い頃の記憶は、おとなは忘れちゃう。
あの子達も、複雑な世界で生きているのだろうな。
これは、私自身が子どもを産むのを考えられない理由の一つ。
’’育てる自信が全くないから’’
というものに繋がっていきます。
いつも読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくれると嬉しいです★★