こんにちは、さおです。
以前の職場でお世話になった女性とお会いしてきました。
御年77歳。
手作りの草餅を頂きながら、ピクニックをしてきました。
少し考えさせられることがあるので、記事にしてみます。
「あなたはあんこが好きだったわね」
皆さんは、家族以外で自分の好物を知っている相手はいますか?
友人、恋人、同僚、、誰でも良いです。
今回お会いする77歳の女性、Wさん。
Wさんは、私が高校卒業してすぐに就職した会社の、総務部の方です。
ストッキングを一緒に買いに行ってくれたり、化粧品の使い方を教わったり、
たまにご飯に連れて行ってくれたり。
![さお](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/03/DSC_0082-scaled-e1628750615296-3.jpg)
私、和菓子が好きなんです。
とくにあんこが大好きで。
そんな会話を、約15年前にしたような気がします。
Wさんが会社を退職し、さらに私が離職したので、年に1度程度お茶する感じ。
その間、特に好物の話はしていなかったように思います。
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
よもぎで餅をつくったの。
このあんこも一緒に食べて。
![さお](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/03/DSC_0082-scaled-e1628750615296-3.jpg)
わー!和菓子とあんこが大好きなんです!
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
知ってるわよ。
だからいっぱい食べて。
![](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_0979-scaled-e1651922593753-600x337.jpg)
お土産にも、と…
よもぎ餅&手作りのあんこを頂きました。
私が和菓子が好きなことは、家族以外誰も知らないと思っていました。
自分の好物を知ってくれていて、しかも手作りだなんて。
こんなに嬉しいことなんだな〜と思いました。
![](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_0980-600x337.jpg)
よもぎは、子供の頃も好きでした。
しかし、大人になってからもっと好きになりました!
Wさんの終活の話に触れる
Wさんは3年前にご主人を亡くされ、
さらに去年、ご主人の忘れ形見である愛犬を亡くされました。
そのこともあり、精神的に辛くなってしまった。
最近はお墓を購入し、住みよい老人ホームを探しているそうです。
実は、Wさんは後妻であり、血の繋がらない息子さんがいます。
その息子さん一家とWさんの間で、色々と問題が生じているようです。
- 遺産の問題
- 立地の良い一軒家の問題
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
最近は、
私が遺産目当てじゃないってわかってくれたみたい…
![さお](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/03/DSC_0082-scaled-e1628750615296-3.jpg)
今更ですか?!
私でもはじめからわかることです、そんなこと。
かなり憤りを…感じてしまいました。
私は、Wさんのご主人とお会いしたことがあります。
正直に言うと、かなり難しい方でした。
Wさんは、常にご主人の顔色を伺って行動をしていました。
Wさんのお料理はとても美味しいのに、目の前で出前をとっていたり。
ご主人の晩年は、Wさんに怒鳴ることも多かったようで、
Wさんは耳鳴りに悩まされるようになり、かなり辛そうでした。
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
主人が最後に、
私の手を握って「ありがとう」と言ってくれたの。
それだけで、救われた。
病気で寝たきりのご主人を献身的に支えていたWさん。
別居の息子さんは、Wさんのそんな姿を知っているはずなのに、
どうして、遺産目当てと簡単に言えるのでしょうか?
あんな気難しいご主人を支えられたのは、Wさんだからなのです。
Wさんしか、いなかったのに。
息子さんは早く一軒家を売却し、駐車場にしたいようです。
Wさんを追い出したくて、仕方のない様子。
私は独身ですし、偉そうに口を出せる立場も経験もありません。
ただ、なんてひどい話なんだろう。
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
主人とは違うお墓にするの。
もう買ったのよ。
Wさんの心のうちは、私には到底理解できないのです。
私が出来ることはなにか
Wさんは、職場で大人気でした。
愛情があり、若い女性社員の相談役のような優しい方だったのです。
以前の職場つながりで、連絡を取れる人がいます。
その方に私から声をかけて、Wさんも一緒に会える場を作ろうかと考えています。
だいぶご高齢になった感じがあったのと、
すこし背中が丸くなって、おばあちゃんっぽくなっていたのです。
私は正直寂しさを感じましたし、
いつでも会える、いつまでも続いていく…という考えではいけない。
![さお](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/03/DSC_0082-scaled-e1628750615296-3.jpg)
近いうちに、
私が皆に連絡を取ります。
皆で会いましょう。
![Wさん](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/oldwoman_90-150x150.png)
本当に?!嬉しい!
Wさんは、目を輝かせて喜んでくれました。
後悔のないように、私ができることをやりたい。
![](https://sao-no-botchikurashi.com/wp-content/uploads/2022/05/DSC_0970-scaled-e1651926001254-317x337.jpg)
私が出来ることをやる、私にしか出来ないことをやる。
Wさんの未来は変わる、私の未来も変わる。
![](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7546/9784817847546_1_2.jpg?_ex=128x128)
いつも読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくれると嬉しいです★★
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