こんにちは、さおです。
今回は、私の学生時代の経験をつらつらと書いていきます。
私は生まれつきの、中度〜重度のアトピー性皮膚炎です。
とくに高校時代が酷く、包帯を巻いて毎日学校に通っていました。
小学校、中学校とほとんどずっといじめられていました。
もう、逃げ場がありませんでした。
そんな私が高校生になり、2つ隣町の高校に入学。
包帯を巻いて通学している私に、
不思議そうに質問してくる子や、興味本位で話しかけてくる子もいました。
なんで包帯まいてるの?
痛そうー!
アトピー?かわいそう。それってうつるの?
または、視線をチラチラ向けてくる子。
こちらの方は本当にたくさんいて、むしろ話しかけて欲しかったです。
高校生になり、せっかく友達を作るチャンスなのに、
私はお昼もずっと一人で食べていました。
同じクラスに、
いつも友達に囲まれているボーイッシュな女の子がいました。
運動部に所属し、すぐレギュラーメンバー。
髪は短く刈り上げてさわやか、勉強もできて成績も良い。
本当に完璧な女の子でした。
私は、自分からは話しかけることはなかったので、
その女の子が私の事を認識しているかどうか、わかりませんでした。
入学式からしばらくたった日のこと、
そのボーイッシュな女の子が話しかけてきました。
「私も部活でこの前ケガしたんだー。ほら。おそろ、だね!」
この言葉が、本当にうれしかったのです。
もちろん、私と彼女が「おそろい」ではないことぐらいは分かっていました。
彼女からの優しい気遣いが、十分に伝わってきたから、うれしかった。
彼女とは一度お弁当を一緒に食べて、それっきりでした。
あまりにもたくさんの人が彼女の周りにいたので、「私なんかが近くにいたら迷惑」
と、私から話しかけることもなかったからです。
次の春、クラス替えで別々になったので、顔を合わせる機会もなくなりました。
その同級生に感謝の気持ちを伝えられなかったこと。
もっともっと仲良くなりたかったこと。
今でも後悔しています。
実は、今同じ状況になっています。
数年前に仕事関係で知り合った女性がいるのですが、
とても明るく友人もたくさんいて、さらにとっても忙しい方です。
いつものごとく、
「私なんかが連絡しても迷惑かな」と積極的に連絡はしませんでした。
しかし、その方が体調を崩されて、とても心配です。
数行だけですが、思いきってメールを送るとお礼が返ってきました。
私は面と向かって、直接言葉にして気持ちを伝えるのは苦手です。
お手紙を書いて、彼女に合うプレゼントを用意しよう。
彼女が落ち着いたら、必ず会いに行きたい。
もう後悔したくないし、前に少しでも進みたい。
文房具屋さんに行って、素敵な便箋と封筒を買ってこよう。
いつも読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくれると嬉しいです★★